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2011年12月26日月曜日

なんでTVRだったんだろう。。。昔話その2

TVR..... VTR.....似ていますが、関係は全くありません。どうしても結びつけたいならば、v型ユニットと、90年代に生まれ、2004年までに消えたということでしょうか。。。。

さてさて、掘り出したインプレ記事を読み返せば読み返すほど恥ずかしいですね。そして当時はデジカメなんて高級な物は所有できませんでしたから、親父の一眼レフを黙って持ち出して撮った写真を学校のスキャナーで読み込み、加工したことを思い出します。

取り込み方や、加工の仕方もその辺りの小技に詳しい友達に教わりながら。。。懐かしい。。。

第2弾はChimaera(キミーラ)です。ドラクエ世代には聞き覚えのある名前かもしれませんね。ドラクエでは蛇の胴に鳥の頭部と翼を持った怪物、キメラです。グリフィスが登場してからしばらくの間、TVR車のModel名には、伝説の生き物や、ギリシャ神話に登場する怪物?の名前が付けられていました。

Griffith=グリフォン
Chimaera=キメラ
Cerbera=ケルベロス

そんなChimaeraが初めてハンドルを握ったTVRでした。。。。。



興味&暇のある方は昔書いたインプレをどうぞ。。。。


ここ数年、僕が一番熱い車を作っていると思っているTVRというメーカーの試乗記 第一弾はChimaeraです。 だいぶ前にとあるイベントで、茂木の北ショートコース内でTVR Chimaera Clubmanのハンドルを握る機会がありました。その時に思ったことを思い出しながら書くことにします。

試乗会場はツインリンク茂木サーキット内の北ショート コース。この日にはセフティードライビングスクールをTVR Car Club of Japanのみなさんと受講していました。なかなか日常生活の中では経験できないような車の動きを自分の車で体験し、スキルアップを計るための講習会でし た。そのカリキュラムの中でサーキット走行が含まれていまして、タイムトライアル形式で北サーキットを周回しました。レーシングスクールではなかったので タイム計測はなかったでしたが、講習会そのものは非常に楽しかったのを今でも覚えています。


さてさて、キミーラのほうですがTVRに乗り込むために必要な儀式(※1)?を終えてシートに座り込むと、コンパクトなシートとタイトなコクピットが目の 前に広がっていました。メーターパネルも雑誌でしか見たこと無いクラシカル?な丸型アナログメータ-が綺麗に並んでいます。エンジンをかけてピットアウト しようとたのだが試乗車にはパワステがなく、ハンドルが凄く重かったのが非常に辛かった です。今までパワステ付きの車以外運転したことがなかった軟弱者だったのでかなりびっくりしました。しかも重いのはハンドルだけではなく、クラッチ、アク セル、シフトレバーも同様に重い(というよりはシブイ?)のにはびっくり!いままで自分が思っていたTVR像をことごとく打ち砕かれました。といっても国 産車のハンドルしか握ったことがなければこんなものでしょうか。

※1:80年代後半頃に発表されたTVR Griffith以降、車に乗り込んだり、エンジンに火を入れるのに特別 な操作が必要です。車種別に操作方法が違うのがまた驚きです。このため、この独特な操作を「儀式」とジャーナリスト達は呼んでいます。

2度目にキミーラに乗ったのは高速度道路。今度は助手席です。そのとき屋根を全開にして結構なペースで走っていました。今まで乗ったオープンカーはカプ チーノ、ビート、ロードスタ-の3車種(※2)ですが、キミーラは屋根を開けていても風の巻き込みが前述した3台よりも遥かに快適に高速巡行することがで きました。どれくらい巻き込みが少ないかというと、声をあまり張り上げなくてもドライバーと会話をできるくらいでした。もともとエギゾーストノートも静か な車ではありませんが、心地よい音量 と言えると思います。最近流行りのVIPカーのV8サウンドよりはぜんぜん静かです。この音も聞こえていたわけだからかなり風の巻き込みは少なかったと思 います。乗り心地は悪くなかったのですが、ノーマルのバネは不等ピッチのものを使用しているとのことで、これがにはちょっとだけ面 喰らった。バンプを通り過ぎる時には最初にすぐバネは縮みますが、ちょっとタイムラグがあってからトンと突き上げ感があるという案配です。このとき車が特 に不安定になることはないですから、慣れれば全く気になりません。町中ではかなり有り難い不等ピッチのバネは高負荷時にはやはりつらいかも。

次に箱根のワィンディングです。オーナー様の好意により、ちょこっとだけハンドルを握らせてもらいました。驚くことに、一番最初にのったキミーラよりも遥かに全ての操作系が軽かったです。製造誤差だか、オーナーの乗り方のせいかわからないが、とにかく乗り安く感じました。少々ハイペースでワインディングを走るときには例の不等ピッチのバネが気になるた め、ある程度フロントを沈めてからハンドルを切ったほうがロールもなく、綺麗にノーズが入る感じがしました。この時も関心させられたのはボディーという か、フレームがしっかりした感じで旋回ができたことです。これも僕が乗って来た車が余りにも剛性が低かったから感じたかもしれません。 町乗りを含めて考えた総合バランスはかなりいいと思いました。

※2:世間一般ではほとんどのオープンカーはこれらより風の巻き込みが少ないそうです。この3車種と比較してしまってごめんなさい>オーナー様

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